野田市における一日葬の流れとは？

野田市内でも一日葬を選択される方が多く見られるようになってきました。一日葬は、本来2日間かけて行われる葬儀を、通夜式を行わず告別式から火葬までを1日で執り行う葬儀のことです。そのため、時間・葬儀にかかる費用などの負担を軽減することができます。高齢の遺族、遠方からの会葬者にとても負担を軽くすることができると注目されています。

1.野田市における一日葬の流れ

一日葬では、臨終を迎えたのちに「遺体の搬送」⇒「葬儀の打ち合わせ」⇒「納棺・告別式・出棺」⇒「火葬・お骨上げ」の順となります。通夜式がなくなるかたちで、それ以外は通常の葬儀とあまり変わりません。

①臨終後

逝去後は葬儀社に連絡（0120-131-599）をし、遺体を搬送してもらいます。亡くなってから24時間を過ぎないと火葬を行うことはできないと法律で定められています。また、霊安室で長時間の安置をすることはできませんので、ひとまず自宅や葬儀社の安置室などに搬送し、安置します。

②スタッフとの打ち合わせ

葬儀社のスタッフと打ち合わせを行います。葬儀を執り行う施設使用料や、葬儀にかかる費用、喪主、遺影に使う写真、棺に入れる遺品など葬儀の内容に関することを確認します。葬儀の見積書は複雑なので、分からない点は何度か相談しましょう。

会場費や、菩提寺への許可取り、親族・参列者への連絡の仕方などは、トラブルを起こす可能性がありますのでしっかりと家族や葬儀社のスタッフと相談しましょう

③死亡診断書の提出

死亡の事実を知った日から7日以内に提出する必要があります。死亡届の「届出人」（記入することができる人）となれるのは、親族、同居者、家主、地主、家屋管理人、土地管理人等、後見人、保佐人、補助人、および任意後見人です。こちらを提出するのは、誰でも構いません。そのため、葬儀社が代行することが殆どです。死亡届が受理されると「火葬（埋葬）許可証」が発行されます。「火葬（埋葬）許可証」は、火葬を行う為には必ず必要なものとなります。

④納棺

「納棺」とは、簡単に言うと故人様のお体を棺に納める事です。また、納棺に伴って行う一連の流れを「納棺の儀」とも呼びます。納棺の儀では、お体を清める「湯灌」を行ったり、あの世への旅路支度を整えてあげたり、故人様が好きだった物を「副葬品」としてお棺に納めたりします。

⑤告別式・出棺

一日葬ではお通夜がなく、葬儀・告別式のみを行います。納棺と葬儀・告別式を行い、出棺へと続きます。納棺では、亡くなった方の身支度を整えます。そして告別式では、故人に別れを告げ、火葬場へ棺を運ぶ出棺へと移ります。

⑥火葬・お骨上げ

遺体を火葬し、骨を拾い上げるお骨上げ、食事をとる精進落としを済ませると、葬儀は終了です。このほか、告別式や火葬のあとに「初七日法要」を執り行うことがあります。

2.一日葬のメリットとは？

遺族の精神的・体力的負担を軽減できる

大切な故人の葬儀を2日間も行うのは、体力的・精神的に負担を掛けることがあります。通夜式がないので葬儀の前日は体をやすめることができます。

金銭的な負担を軽減できる

また、遠方から来る参列者にとっては日帰りという選択肢が増え、宿泊施設を探す手間が省くことができます。旅費などの出費が減り、遺族だけではなく参列者にとってもメリットのある葬儀形態です。また、一日葬は金銭的な負担も軽減されるという特徴があります。通常の葬儀であれば通夜・告別式と2日分の会場や料理を用意しておかなければなりません。しかし、一日葬は1日で火葬まで行うので式場代・飲食代などが1日分となり費用を抑えることも可能です。

3.一日葬のデメリットとは？

最近広まってきた葬儀形態なので菩提寺や参列者から反対される場合があります。特に仏式は通夜・葬儀・告別式と一連の流れが重要視されているため、葬儀に関わる人々の理解が必要となります。

また、一日で終えてしまうので、遺族の心の区切りがつかないということがあります。最期の夜である通夜がなくなったことで、心の整理をつけることができないという方もいらっしゃいます。

まとめ

いかがでしたか？一日葬は、遺族の負担を減らすことができる新しい葬儀形態です。一方で、菩提寺や親族とのトラブルにつながる可能性があるので、細心の注意が必要です。トラブルを避けるためには、親族・菩提寺としっかり話し合うことはもちろんですが、分からないことは、葬儀社と相談することをお勧めします。野田市で葬儀の相談は、小さな森の家にご相談ください。