安置や遺体の管理で必要な費用
「搬送費」「ドライアイス」「枕飾り」「後飾り」「御寝棺」「納棺奉仕料」が挙げられます。
「ドライアイス」は遺体の腐敗を防ぐために使われます。「エンバーミング」「斎場・葬儀場などの遺体安置室や保冷庫」の利用でも遺体の腐敗は防げますが、遺体の腐敗を防ぐ手段の中で、最も費用が安いのがドライアイスです。
亡くなられてから通夜までの期間が空くなどして、遺体の保管の期間が長くなると、追加のドライアイスが必要になります。そのとき追加料金が発生するかどうかは、葬儀業者によって違います。
「御寝棺」は種類・大きさによって費用が違います。葬儀のプランに含まれている棺は、ほとんどが安価な棺です。オプションで高級な棺に変更できます。桐の棺でも彫刻などの装飾がある棺は20万円以上、天然木棺になると40万円~100万円以上します。
またサイズの大きい棺は、1割~2割ほど割高になります。棺のサイズは、故人様の体格によって変わります。
葬儀の式場で必要な費用
「式場使用料」「式場宿泊費」「祭壇」「遺影写真」「受付用品」「宗教備品」「門表看板」「案内看板」「生花装飾」「司会者の人件費」「セレモニースタッフの人件費」が挙げられます。
「祭壇」の費用は、その規模によって30万、50万、80万、100万と幅があります。大きい祭壇になればなるほど、費用も高くなります。祭壇の選択は、葬儀の費用に大きく影響します。生前に家族と話し合いをして決めておくと、不必要に高価な祭壇を選択しないで済みますので、生前に話合いをしておくと良いでしょう。
「生花装飾」とは、祭壇の周りにお供えする花です。葬儀業者のプランには、供花が含まれている葬儀プランはほとんどないので、必要な場合は追加料金が発生すると思っておいた方が良いでしょう。供花の費用は、一対(2基)あたり1万5千円~5万円ほどです。