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湯灌てなに?葬儀における基本的な流れと参加時のマナーをご紹介

  • 更新:2023/12/29
  • 公開:2023/2/13

このような方に読まれています

  • 湯灌を初めて知った
  • 湯灌をするか悩んでいる
  • 湯灌に立ち会う際のマナーを知りたい

日本人は湯船につかる文化がある、風呂好きな人種です。
亡くなってしまった方へ、最後は湯に浸かって気持ちよく旅立って欲しいといった思いをお持ちの方もいるでしょう。

端的にお伝えすると、湯灌とは、亡くなった方にお風呂に入って頂く儀式のことです。

「最後にお風呂に入ってすっきりしてほしい。」
「長いこと闘病していたから、きれいにしてあげたい。」
そう思うご家族の方もいるではないのでしょうか。

ここでは、湯灌の意義と流れ、立会い時のマナーについてご紹介します。

湯灌は故人を送り出す前準備

湯灌(ゆかん)とは、納棺する前に、湯で遺体を洗い清める儀式のことです。

湯灌には、洗い清めることで安らかに来世へ準備を行う産湯としての役割と、納棺前に遺体を衛生的に保つための役割があります。

また、人は亡くなると死後硬直が始まりますが、一説には湯灌によって遺体をお湯で温め、死後硬直を和らげ、納棺し易くするために行われていたと言われています。

湯灌は必ず必要な儀式ではなく、最近は簡易的な清拭だけで済ませ、湯灌をしないことが多いです。

また、湯灌の担い手は、昔は遺族が行うものでしたが、現代は専門スタッフが行うことがほとんどです。
多くの場合、遺族は立ち会う形で参加します。

湯灌を実施するときの流れ

湯灌の儀式にかかる時間は、およそ1時間から1時間半ほどです。

湯灌には「古式湯灌」と「普通湯灌」がありますが、ここでは一般的な普通湯灌の流れをご紹介します。

設備の用意

湯灌用の浴槽を準備します。

儀式が始まる前に、スタッフが遺体の硬直をほぐすように全身マッサージを行い、浴槽まで移動します。

移動の際、肌の露出がないようタオルを掛けます。
自宅で行う場合は、専用の浴槽を室内に搬入して行います。

使用後のお湯はそのまま流さず、排水タンクに溜め、湯灌を行う業者が処理してくれます。

湯灌サービスを行う葬儀社は湯灌用に改造された車を用意しているので、一戸建ての住宅はもちろん、マンションや湯灌の設備の無い葬儀場でも湯灌を行うことが可能です。

なお、葬儀場で湯灌を行う場合は、葬儀場の湯灌師が全て用意してくれます。

口上

遺体を湯灌用の浴槽に運び、湯灌士が遺族の方々へ湯灌の儀式の説明をし、儀式の口上を行います。
口上が終わり次第、湯灌の儀式が始まります。

逆さ水

お清めの儀式で、足元から胸元にかけて40度前後の逆さ水をかけていきます。
遺族が行う場合は、交替で行います。

「逆さ水」とは、真水にお湯を足して温度を調整して用意したお湯のことです。

これは「逆さごと」と呼ばれ、死後の世界はこの世とでは物事が反対になっているとする考えに基づき、日常と死を区別するために、葬儀に関する物事を通常とは反対に行われる習慣です。

そのため、通常とは逆の手順で湯を用意したり、足首から胸にかけて洗ったり、着物を左前にするといったことが行われます。

お湯による遺体のお清めが完了すると、洗髪と洗顔、男性の場合は顏剃りの手入れを施され、顔を拭き、ドライヤーで髪の毛を乾かします。

身支度

遺体を清めたら、白装束を着せた後に手甲と脚絆を付け、足袋と草鞋を履かせます。

さらに、故人が冥土へ旅立つ旅支度として、六文銭(六文銭の画像を印刷した紙)と頭陀袋、数珠を持たせます。

故人が生前好きだった服を着せる場合もありますが、眼鏡や革靴など火葬に支障をきたす服飾品は身に着けられない場合もあります。

服も素材によっては望ましくないとされることがあるので、事前に問題がないか確かめておくといいでしょう。
着替えが完了すると、髪のセットと化粧が施されます。

湯灌の料金相場

湯灌はベーシックな葬儀プランには含まれておらず、オプション扱いとなり、追加費用が掛かるのが一般的です。

遺体を拭き清めて装束を着せ、死に化粧を施すだけの「古式湯灌」なら5万円前後、浴槽で洗い清める「普通湯灌」の場合は10万円前後が相場です。

さらに、エンバーミングを施す場合は、15万円以上費用が掛かります。

金額は葬儀業者によって異なるので、事前に確認することをおすすめします。

清拭、エンバーミングと湯灌の違い

清拭では、浴槽に遺体を浸けて身体や髪の毛を洗うことはせず、蒸しタオルやアルコールを含ませたガーゼなどで遺体を拭いて清めます。

エンバーミングとは、遺体に衛生的な状態で長期保存する手法のことです。

もともとエンバーミングは、アメリカの南北戦争の戦死者を生前に近い姿で故郷に送るために始まりました。

土葬文化のアメリカでは、大半の方にエンバーミングを施すようです。

日本では1988年に導入され、年々普及してきています。

エンバーミングを施せば、数日から数週間は室温で生前の姿を保てます。
適切な処置を施すため遺体から病気に感染する危険もなく、安心して故人に触れることができます。

また、闘病で痩せてしまった姿もエンバーミングによって元気だった頃のように戻るので、元気な姿のまま、時間をかけて故人とゆっくりお別れすることができます。

湯灌に立ち会う際のマナー

ここでは、湯灌に立ち会う際のマナーをご紹介します。

服装は平服でよい

湯灌は、遺族や親族など故人に近い人たちだけが立ち会うのが一般的なので、服装は平服で構いません。

ただし、平服とは普段着という意味ではなく略礼装のことを指すので、Tシャツやジーパンなどのカジュアルな服装は避けましょう。

男性は、紺やグレーの暗い色のスーツを着用し、ネクタイも暗めの色を着用します。
ベルトや腕時計などの小物類には殺生を連想させる革素材のものは避け、金色や光沢感のある素材も避けましょう。

女性は、紺やグレーの落ち着いた色のワンピースかスーツを着用します。
露出は控えるのがマナーなので、夏であっても袖は5分袖のものを選びましょう。

また、黒のストッキングを着用し、男性同様に小物類に革や光沢感のある素材があるものは避け布製のものを選びます。

アクセサリーを身に着ける場合は、一連のパールのネックレスであれば着用して問題ありません。

身内以外は原則立ち会わない

前述したように、湯灌は親族の方などの故人に近い人達だけが立ち会うのが一般的です。

遺族の許可があれば知人が立ち会うこともできますが、あまり一般的ではありません。

親族以外の方が湯灌に立ち会いたいと望まれても、家族だけで行いたいと考えている場合はお断りして問題ありません。

ただし、注意点として小さなお子様や赤ちゃん、妊婦の立ち合いに関しては心理的効果を考慮しましょう。

まとめ

本稿では湯灌の流れや注意点などについて説明しました。

湯灌は必ずしも必要な儀式ではありませんが、湯灌は故人が冥土に旅立つにあたり、現生の汚れを洗い清めて無事成仏するために、遺族がしてあげられる最後の供養でもあります。

この記事を参考に、故人をどのような形で見送りたいか再度検討してみてはいかがでしょうか。

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